藤林聖子さんの歌詞のすごいところは
どんなジャンルの歌詞を手掛けても、藤林さんが絶賛されるのは、依頼者の意図や
表現したい世界観を鋭く読み取り、表現できること
本人いわく、2000年頃から低予算だけどディレクターの趣味が反映されている面白い依頼を
数多く受けてきた経験が要望をくみ取る力を向上させたそうです。
また特撮物は、番組プロデューサーと打ち合わせできるのでヒアリング能力が鍛えられたそう
藤林さんの手掛ける歌詞のジャンルはとても幅広いですが、コツはあまり「自分の核を
持ちすぎないこと」だそうです。
最初に考えるのは「リアル」かどうか、歌い手が思うかもしれないこと、それを表現するなら
どんな口調、言葉選びになるだろうと妄想し、メロディの響きやアレンジの雰囲気に乗せる。
でも、思い込みが強すぎるのもだめで、どこか冷静さも保つ必要があるとのことです。
歌い手についてはある程度下調べするものの、これまでの曲にひっぱられるかもしれない為
で、進んで聞いたりはしないそう。
アーティストが書く歌詞は心の叫びを歌にしているもの、作詞家はより広い視野で世の中を
みて、ストーリーを描き、その歌い手が歌う意味を演出する為の歌詞をかくというのが
藤林さんの中で決めていることだそうです。
藤林さんの仕事スタイルと休日の過ごし方
基本的に11時に起床し、12時半から19時半頃まで集中して作業をするということで
夜型人間のようです。
1曲当たり平均5~6時間で作詞を行い、書き終わったら一日寝かせて確認して仕上げるそう
作詞家になってから大好きな読書は少なからず影響されるのであまりしなくなったそうですが
その分映画や海外ドラマにはまっているそうです。
藤林聖子さんのまとめ
藤林聖子さんは年間100曲、多ジャンルにわたって歌詞を手掛けているすごい人
作詞家になったのは偶然によるところが多いが、自分なりの哲学をもって書いている
藤林さんについて調べてみて、今まで何気なく聞いていた曲の作詞家の名前に注目すること
が増えそうです。こちらのインタビューを参考にしましたが、言葉についてとても細やかな
感性と自分なりの哲学をもっていることがうかがえます。
『関ジャム』でもきっと鋭い分析が聞けそうなので、是非チェックしてみましょう!
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