2018年6月11日(月)19時より放送の『世界丸見え!』で全米46の
美術館をダマした天才贋作画家としてマーク・ランディスが紹介されるようです。
『美術館を手玉に取った男』というドキュメンタリー映画のモデルにもなった
ランディスのwiki風プロフィールと現在の作品や活動、家族などについて
調べてまとめました。
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マーク・ランディス wiki風プロフィール
出典:公式サイト
本名:マーク・ランディス
生年月日:1955年(63歳)
出身:アメリカ合衆国バージニア州ノーフォーク
学歴:南ミシシッピ大学経営学部
ランディスの父親はアメリカ海軍中尉でした。父の仕事で幼い頃から世界中を旅し、
宿泊先で両親がパーティなどで外出しているのを待っている間、美術館のカタログを見て
模写を楽しんでいました。
父親はランディスが15歳の時に退職し、ミシシッピ州ジャクソンに家族で移住しました。
しかし、わずか2年後父親はガンで死去してしまいます。17歳だったランディスは
精神疾患で苦しみ、カンザス州にあるメンニンガークリニックに入院して統合失調症と
診断されました。治療の一つとして受けたアートセラピーによってランディスの
絵画的才能が見出されました。
19歳の時にはシカゴ美術研究所に入学、21歳にはサンフランシスコの美術研究所に移籍
そこでは古い絵の修復などを行っていましたが抽象画に興味が持てなかったため
サンフランシスコでアートギャラリーを開きました。
33歳の時アートギャラリーの経営が上手くいかなり、母親と同居し始めます。
ランディスは母親を喜ばせる為に、以前父親の思い出として描いていた贋作を本物と偽って
美術館に寄付し始めました。感謝の手紙をもらい、感動したそうです。
以後2007年に美術館職員のマシュー・レイニンガーに見破られるまで、様々な美術館を
回って美術史書やカタログをみて書いた贋作を寄付し続けます。
37歳の時、統合失調症が再発し、障害者認定を受けますが回復後は大学にも通いました。
その後もアメリカ中のNPOや博物館に贋作を寄付し続け、皮肉にもランディスの絵画の
技術は向上し続けていきました。
2007年に美術館職員のマシュー・レイニンガーに贋作を見破られ辞めるよう説得されますが、
ランディスは辞めませんでした。
55歳の時、母親が死去し、贋作の製作数はますます増えます。
このころからメディアに注目され始め、FBIも乗り出すのですが贋作寄付に関して金銭が
一切絡んでいない為、逮捕には至りませんでした。
57歳の時にはシンシナティ大学でマーク・ランディスの展覧会が開催され、この時もまだ
贋作を美術館に寄付し続けていましたが、健康状態が悪く、贋作の寄付はこれが最後でした。
2014年~2015年にはオリジナル作品の制作を始めます。
彼をモデルにしたドキュメンタリー映画『美術館を手玉に取った男(原題Ard and Craft)』
は多くの映画祭で賞を受賞しています
<受賞歴>
2014年
サテライトアワードでドキュメンタリー部門のベスト・モーション・ピクチャーズに
ノミネート、米国国立審査委員会からトップ5ドキュメンタリー賞を受賞し
Unforgettables賞
2015年
Cinema Eye Honors賞受賞
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